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ドライアイをあなどってはいけません!|目の病気

目の病気


女性の目の写真

最近よく聞くようになってきた眼病の1つとしてドライアイがあります。
よく最近の若者がパソコンの見すぎで〜とか、スマホの使い過ぎで〜とかで時々テレビのニュースで特集を組まれたりしていますよね。
ドライアイなんて若い人の病気なんでしょ?という方を時々見かけますが、とんでもない。
パソコンやスマホの画面を見続ける若い人がドライアイになってしまうことは確かに多いですが、年齢を重ねてくると涙をつくる機能が衰えてくることもあり、若者じゃなくてもドライアイになる可能性は十分にあるのです。
ドライアイという字のごとく、目が渇くだけなら失明するわけじゃないし、別にちょっとぐらいなってもいいじゃんと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いやいや、それが!その考え方が!!問題なんです。
今回のタイトルは”ドライアイをあなどってはいけません”
皆様にドライアイがいかに恐ろしいかをお伝えできればと思います。

まずは涙についてです。

涙というのは泣いた時だけ流れているわけではありません。
まばたきによって目の表面の隅々に運ばれ、目の表面を覆っていてくれています。
役割としては角膜に栄養を送ったり、細菌や紫外線などのあらゆるダメージから目を守る最前線のバリアーのような働きをしています。
普段私たちが何気なく過ごせているのも、涙が目を常に守ってくれているからなのです。

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しかし、先ほどのパソコンや加齢の他にもコンタクトレンズやエアコンなどの使用により涙が蒸発しやすくなると、目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質が不安定になって本来の涙の役割がきちんと出来なくなり、最終的には目の表面の細胞に傷が生じやすくなってしまいます。
ですから、ドライアイは、目の病気というよりは涙の病気といえ、昨今の生活環境やコンタクトレンズ需要の増加などから、患者数最大2,200万人とも言われています。

そしてドライアイの症状は”ただ目が乾くだけ”と思われがちですが、実はそれだけではありません。

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異常があるままだと、まばたきによる摩擦が増え、結果、目に違和感や痛みといった症状をもたらすだけでなく、目の表面がデコボコになって光が正しく通過しないため、次第に視界の鮮明さにも影響が出てきます。つまり視力が落ちます。
そして、見えにくさは次第に辛い疲れ目や頭痛、肩こりにも繋がり、目だけではなく、体にも悪影響を及ぼしてしまうのです。

“たかが疲れ目だし”とか”みんななってるし”と軽く考えてしまうのは禁物です。
簡単に自己判断せずに、心当たりがあるならまずは1度、眼科の診察を受け、適切な処置をとるようにしましょう。

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