【目の病気】
普段の生活の中でおこる、肩や首のコリが頭痛の原因だと言われている『緊急型頭痛』。長時間のパソコンやスマホの使用で、同じ体制が続くことで筋肉が緊張している状態を作り出しています。
そもそも、近くのものを見るときの人間の眼は、とっても頑張っている状態です。
例えばあなたが歩くときというのは、あまり”頑張って歩く”という意識では歩いていないと思います。でも、スクワットをするとなると、かなりの運動です。きっと足や腰などいろんな筋肉を使って頑張っている感じがするでしょう??
あなたがスマホやパソコンで近くを見るときの目は、その”がんばっている”状態です。目の中の水晶体というレンズをぎゅっと縮めているんです。
そして、年齢を重ねて『老眼』になるということは、このスクワットができなくなった状態ということになります。
そうです。目も筋肉なのです。
近くを見るときの目は、実はもうひとつ頑張っていることがあります。それは、両目を内側に寄せるという行為です。
この女性の寄り目は少し極端でしたね(笑)。ですが、近くのものを見るときに人は目を内側に寄せる筋肉が働きます。専門的に言うとその働きする力を輻輳力と言います。
あなたが長時間スマホやパソコン、読書をすると疲れてしまうのは、主にこの2つの運動によるものです。
その輻輳という運動は、目の周りの筋肉によって行われています。
片目に6つ、両目で12あるこの筋肉で近くにあるものを捉えています。
そりゃ疲れますよね?
そして、この目の周りの筋肉のバランスがくずれてしまう症状が「斜位」という目の病気です。
“隠れ斜視”とも言われますが、斜視との最大の違いは、他人から見ても普段から目が離れていることがないため、気づくことはほぼありません。
自覚症状としては、
・疲れてくると焦点が合いづらい(若い方でも)
・人混みにいくと疲れる
・思わず片目をつむって見るときがある
などです。
両目で目を寄せる筋肉に異常をきたしているため、片目で見る方が楽に感じたりします。
しかしその結果、視神経や目の周りの筋肉や眼球(とにかく目!)に負担がかかってしまい、肩こりや頭痛を引き起こしてしまうのです。
斜位の症状がある場合に用いるレンズがあります。それは、プリズムレンズという映像をズラすための特殊なレンズです。プロの検眼士から見てもレンズの決定度数は非常に難しくやっかいなものです。
そのことから、このプリズムレンズを扱えるメガネ店は全国でも多くありません。
ここでぶっちゃけ話を言いますと、メガネ店が嫌がるのは「見え方のクレーム」です。このプリズムレンズに関しては、技術の高い検眼士でも再度検査のレンズ交換を覚悟しなければなりません。
このことからも、斜位やプリズムレンズという言葉を掲載しているメガネ店が少ないことがわかります。
上記のような目を寄せる力(輻輳力)に問題がある方は、メガネ屋さんに行く前に、ぜひホームページで確かめてからお店に行くことをお勧めします。
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