【目の雑学】
メガネに関する『都市伝説』でとても有名なものがあります。
「眼鏡をかけると目が悪くなる」というものです。
みなさんも1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?今回は本当にメガネをかけると目が悪くなるのかについてのお話です。
結論から先に言ってしまうと、半分は正解で半分は間違いといえます。
それは、視力が下がる理由は人それぞれ様々な理由があるからです。
例えば、姿勢が悪いだけでも近視になりやすかったり、普段から長時間スマホやゲームをしていたりということを日常的に続けていれば、当然目に悪影響を与えてしまうことになります。
そういった目にとって悪い生活を続けながらメガネをかけていて視力が下がったとしても、すべてメガネのせいとはいいにくいですよね?
次は、感覚の話ですが「はじめてのメガネ」の方に多い例です。
今までぼやけた視界で生活していた人が、はじめてのメガネを買ったとき、「すごくよく見えます!!」と今まで見ていた視界との差に驚かれる方も少なくありません。そして、メガネを掛けて良好になった視界が当たり前になったころ、メガネを外したときの視界が、あたかも以前より悪くなったと感じてしまうことがあります。
しかし、そういった場合に測定し直してみても、裸眼の度数は以前と変わらないことがほとんどです。
要するに気のせいということです。
「半分正解」の理由は次のことですが、せっかく度の合ったメガネをかけていても、間違った使い方をしてしまうと視力が下がりやすくなってしまうことも事実です。
では、間違った使い方というのはどういったことをいうのでしょうか?
一般的な近視のメガネの場合、その眼鏡は遠くがしっかり見えるように度数を合わせてあります。
ですので近くを見るのに適しているメガネとはいえません。でも、実際は老眼でもない限り、近くを見るときにだけわざわざメガネを外している人なんて少ないでしょう。
そのメガネでパソコンやスマホを長時間見続けていたりもすると思います。
先ほどの例でいえば、遠くを見るためのメガネをかけたままスマホを長時間見ることは、本来必要のない度数で無理矢理近くにピントを合わせて見ることになります。
それは近くを見続けている間、目の筋肉がずっと頑張っている状態になり、目に疲れを感じてしまったり、近視が進みやすくなってしまうこともあります。
ですから度数にもよりますが、軽めの近視の人は近くを見るときはメガネ外した方が目にやさしいのです。一方、遠視の人が近くを見る場合は遠く用のメガネであっても外さない方がいいです。
本来メガネというのはきちんと使えばあなたにとって大変心強い味方です。
正しく使って健康でいつまでも快適な視生活をおくってください。
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