【目の雑学】
物がダブって見えると言ったら真っ先に思いつくのが乱視だと思います。
信号が2つに見えたり、月がダブって見えるなど、そういった見え方を経験したことがある方も多いのではないでしょうか?
では「両眼複視」という言葉を聞いたことはありますか?
実は、乱視も両眼複視も症状は同じく物がダブって見えてしまいます。そして同じ症状にも関わらず、この2つは原因が全く異なります。
今回は同じ症状なのに乱視と両眼複視では何が違うのかという事と、それぞれの見分け方についてのお話です。
《両眼複視とは》
まず、両眼複視の場合、字の通り両眼で見たときのみ物がダブって見えてしまう状態のことを言います。ですので、片眼ずつではきちんと1つに見えるのが特徴です。
原因は斜視や斜位である場合が多く、目がそれぞれ別々の方向を向こうとしてしまうため、右目と左目それぞれ別の映像が映し出されてしまいそれがダブって見えてしまいます。
《乱視とは》
そして乱視の原因は多くの場合、目の表面にある角膜や水晶体の歪みからくる屈折異常です。そのため両眼複視とは違い、片目で見てもダブって見えるのが特徴です。
乱視か両眼複視かというのは、この片目でダブって見えるかどうかである程度見分けることができますが、乱視と両眼複視が両方あるかたもいらっしゃいます。
もし心当たりのある方はダブってみえるから乱視だろうと決めつけたり、目を細めれば見えるからいいやなどとは考えずに、1度眼科やメガネ屋さんに行ってみることをおおすすめします。
これらはただ単に見えづらいという以外にも、眼精疲労や頭痛の原因になってしまうことがあるからです。
特に斜位の場合は自分で気付くのが難しいので、気になる方はこちらからセルフチェックをしてみてはいかがでしょうか?
あなたは瞳の黄金比というのを聞いたことはあるでしょうか? 客観的に見て白目:黒目:白目のバランスが1:2:1となっている瞳が1番美しく見えると言...
【目の雑学】