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部屋の壁紙・カーテンの色の決め方!目にやさしい空間をつくる

ビジョンケア


女性がベットで寝ている写真です。

色の使いどころを考えたり、何をどこに配置するかということは部屋づくりでは特にこだわりたい大切な部分です。

今回は、新築やリフォームのタイミングで、ぜひ知っておきたいお部屋の色づかいや配置についてお話しします。 知らずに色づかいを決めると、あなたの部屋は目に負担のかかる部屋になっているのかもしれません。趣味の物やオシャレ感を気にするあまり、無意識に目にとって負担のかかる部屋になっているということはよくあるものです。

 

《テレビの配置について(目線の高さ)》
実はテレビ台の高さを変えるだけでも目への負担は軽減できます。

テレビの写真です。

自分の視線より少し低めにし、やや見下ろすくらいの方が目には優しいとされており、画面の中心が目の高さから30〜50cm程度下がった場所がちょうどいいとされています。
反対に普段から画面を見上げるような高さで見ると目が疲れやすかったり、肩こりや頭痛のもとになります。ほとんどの方がソファや床が主な視聴場所だと思いますが、特に床に座ってテレビを見るという方はテレビ台の高さを変えるだけでも楽になるかもしれません。

《室内の色づかい》

目を疲れさせないようにするためには、ベースとする色にはなるべく原色は使わないことが大切です。

特に無意識に視界に入ってしまう壁やカーテンなどがそれにあたります。
それは、白も例外ではなく、あまりにもはっきりとした白を部屋に多用しすぎると、目にとっても精神的にも疲れやすくなってしまうんです。
理想は白系ならクリーム色だったりと、やや明るめで、淡めな色の方が目にも優しく疲れにくいと言われています。

観葉植物のある部屋の写真です。

色でいうと昔から緑色は目にいいという事を聞いたことがある方は多いと思います。
緑色には自律神経の一つである副交感神経を刺激してくれる効果があり、副交感神経が活発になると、身体はリラックスモードに入っていき、目も含めて身体全体が自身のケアを始め、心も身体も落ち着かせてくれる効果があります。
もし自分の部屋に緑を取り入れるなら観葉植物がお勧めです。
Eye rest green(アイレストグリーン〔手術室などで使用される緑〕)というモノがあるくらい目の疲労も精神的にも安定させる作用がありますので、すぐ眺められる場所に置いておくとリラックス効果をもたらすだけでなく、眼精疲労も緩和されると言われています。
インテリアとしてはもちろんですが、最近は多肉植物やエアープランツなどといった手入れが簡単で手ごろな値段の観葉植物も多いので、そういったものから始めてみてはいかがでしょうか?

反対に赤色に関しては、交感神経を活性化させる効果があります。
赤い色の部屋です。

交感神経が働いているときは、身体全体が緊張している状態をいいます。ですから、休憩したいときや寝室にに赤い物を視野に入れるのは極力控えた方がいいかもしれませんね。

普段目に負担のかからない生活をしているつもりでも、自分では思ってもみないところから目の疲れというのはくるものです。
色が与えるあなたへの影響、目への負担を知って視生活に役立ててください。

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